【講義】風俗史から学ぶコンカフェ業界~第1回~

ココロノメディア代表のカネミノブです!

フットボールアワーと同期のお笑い芸人で、発達障害の診断を受けています。

発達障害のため、記事内容に偏見があるかもしれませんがご了承ください。

僕は現在、障害者手帳3級を所有しています。地下アイドルのブッキング経験が豊富なので地下アイドルやコンカフェ、オタク文化に関することには的確なアドバイスができるつもりです。

ただ、いかんせん障害持ちなので、たまにいい加減な発言をしてしまうかもしれません。繰り返しになりますが、障害者の戯言と思って温かい目で見守ってください。

障害年金の申請が却下されたため、ホームレスか生活保護の二択しかない状態です。どなたか仕事を紹介してください。僕の得意分野に関しては以下の記事をご参照いただければ幸いです。
https://note.com/kaneminobu/n/n2d255dfc89a9
https://note.com/kaneminobu/n/n43b5ec0286be

また、「パーフェクト・ブルー」でお馴染みの構成作家・竹内義和氏が運営するライブハウス、肥後橋アワーズルームの公式サイト内で閲覧できる「アワーズ新聞」にコラムを掲載中です。サブカル界との強力なパイプを生かした記事でご好評をいただいております。何卒よろしくお願いいたします。
http://www.hourz.co.jp/shinbun/?author=27

キャストと客の両方が得する接客を

「風俗史から学ぶコンカフェ業界」ということで、本題に入りたいと思います。

大正6年に発行された、米田家玉子という新橋芸者による著「私の奥の手」には、現在の接客業においても通用する接客の心得が綴られています。

国立国会図書館デジタルコレクションで閲覧できますので、興味のある方は読んでみてください。

その著作の中で米田家玉子は「どんなトンチキな人でも、自分の取り廻しで、そのお客様を、トンチキでないように、箔を附けてあげるが、私達のはたらきなのです」と、いわゆる「厄介客の扱い」について語っているのですが、このような考え方こそ接客の本質ではないでしょうか。

厄介客を厄介のまま適当にあしらったり放置しておく、もしくは「臭いものには蓋」で出禁にして済ませておくと、確かにその瞬間は楽かもしれませんが、結局その厄介客は他所の店に行って同じような行為を繰り返すわけですし、そもそも客自身も成長しません。

もちろん、客に説教するなど言語道断ですし、客も客であまりにも横暴で度が過ぎる行為に関しては出禁になってしかるべきですが、ただ、ほとんどの厄介客というのは、ほんのわずかなきっかけで優良客に変われる資質を有していると思うのです。

厄介客というトンチキをうまくコントロールして、店にとって都合のよい、おとなしくて金払いの良い優良客に育て上げることができれば、今まで厄介客にうんざりしていた他の客が戻ってきてくれて店全体が活気づくばかりか、キャスト自身の業界内での評価も高まります。

「あんな厄介な客を手なずけることができた」という評価が定着すれば、キャストの名前は業界じゅうに知れ渡り、もはやこの業界で一生食うには困らないでしょう。少なくともどの店舗に移籍しても即戦力として高い時給からスタートできるはずです。

ですので、厄介客だからといって十把一絡げに会話を避けたりするのではなく、その厄介客が「改善できるタイプの厄介かそうでないか」を見極めるセンスが問われるというのが、これからのコンカフェ業界のセオリーとなってくるでしょう。

まずは手始めに、2015年前後のポンバシコンカフェ業界で暴れまくった伝説の厄介、カネミノブをいかに出禁にせずに惚れさせるかがキャストの腕の見せどころだと思います(笑)。

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